8月3日から夏巡業が始まりました。
彼たちにとっては夏巡業では一番、過酷で長い巡業です。
今年は北海道砂川市のから始まるようです。
巡業では、本場所でみれないものがあるので、(花相撲)

私はどちらかと言えば巡業のほうが好き。
例えば「初っ切り」や「相撲甚句」。
「初っ切り」というのは、古く江戸時代より行われております。



初切の「初」は「始め」、「切」は「終わり」の意味です。

本来相撲でやってはいけないことをして、お客さまに笑いを取るものである。

ひしゃくで頭をたたいたり、髷をつかんだり、水を含んで飛ばしたり、相撲決まり手

四十八手と禁じ手を、わかりやすく見ていただく為に土俵ではやってはならない規則も

交えて、おもしろおかしく披露します。

本来の相撲はそっちのけで私は初っ切り見たさに行くことが多いです。

「相撲甚句」は土俵のシャンソンと言われているらしい 笑
大正時代のころまで、お相撲さんは「甚句」とはいわずに「型」と呼んでいたそうです。
というのは、土俵の上で数人の力士たちが、唄いながら左へ左へと移動する手と足の

動きの中に相撲の攻防の型が入っていたからです。
つまり歌よりも動きにポイントが置かれていたということです。

今も土俵の上にはそのムードが若干残っていますね。
「どすこい、どすこい」の合いの手を入れながら、前唄に始まりご挨拶までを唄ってしめくくります。

相撲独特の節回しで館内に相撲情緒をかもし出します。
巡業先ではお相撲さんも苦労しています。体が大きいため飛行機の席が小さい。

バスの席も小さい。行った先では、その土地の後援会のお呼ばれが待っている。

知らない人から気安く肩を「ぽん」と叩かれたり、呼び捨てにされたり。

その場所の相撲が負けると駆け足で次の巡業先に行くため、体育館や旅館での

忘れものが多いから付き人が大変 笑

大したものがなけばいいんだけど、化粧回しの下がり(前に飾りに垂れさげるもの)

やら、足の皮むき器?などいろいろ。
去っていた体育館の支度部屋は、ゴミの残骸と鬢付けの匂いが残っている。
見渡すと寂しくなります。大きな体育館でも勝ち残った関取は数少ないのでがらーん。
付き人たちは関取の明け荷をひょいと肩において、あわただしくトラックに積み上げる。

バスの乗り込んだ関取衆、付き人さんたちに

「元気でねー!またねー!」と手を振ってバスが見えなくなるまで見送ります。
そのときは気づかないけど、家に帰ったあと、服に鬢付けの匂いが残っています。
最初、イヤだなぁと思っていましたが、今では慣れっこになりました。
浴衣姿に雪駄の音と鬢付けの匂い。粋な感じですね。
地方へ行くとよく耳にするのは

「なんだよー!偉そうに〜。もう少し、愛想があってもいいじゃないか」と聞きました。

そういうのを聞くとちょっぴり寂しいですね。

いつも時間に追われている彼たちのことを考えて欲しいと思います。
もし、あなたの街にお相撲さんがやってきたら、イヤな顔をせずに歓迎してやって下さいね。


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